
Everlasting Love
第21章 再び
次の日。
時刻は18時25分。
僕はテレビ局のそばの喫茶店にいた。
聖輝「牧田さんまだかなぁ…」
牧田「涼野くん!お待たせ!」
聖輝「あっ牧田さん!」
牧田「ごめんね?遅くなっちゃって。」
聖輝「いえ、僕もちょうど来たばっかりなので。」
牧田「早速だけど紹介するね?カメラマンの江川くん。」
江川「初めまして、江川です。」
聖輝「はっ初めまして、涼野聖輝です。よろしくお願いします。」
江川「いやぁ…可愛いですね。」
牧田「でしょ〜?こんだけ可愛いと写真撮るのが楽しくて楽しくて♪」
江川「牧田さん超羨ましいっす。」
牧田「あらっどうして?可愛いモデルちゃん達ぱちぱちしてるじゃないの。」
江川「いやぁ…あいつら正味カメラの前だけですよ、いい子ぶってんの。」
牧田「あらっ女の世界で生きてる子達だから必死なのよ!」
江川「いやぁ…恐ろしいっすね…女の世界…」
聖輝「……。」
牧田「あらやだ!放ったらかしにしてごめんね?」
聖輝「あっいえいえ!」
江川「涼野くん、今のお仕事楽しい?」
聖輝「はい!とっても楽しいです!」
江川「そっか…だから写真写りがいいんだね。」
聖輝「えっ?」
江川「涼野くんが写ってる雑誌とか見てると、表情がすごいキラキラしてるなって思って。」
聖輝「キラキラですか?」
牧田「そうなの!涼野くんって自然にキラキラビーム出してくれるから綺麗な写真がすぐ撮れるの!」
聖輝「キッキラキラビーム…」
江川「あははっそれどんなビームだよ!」
牧田「こう…キラキラ〜って!」
聖輝「えっ?!僕そんなビーム出した記憶ないんだけどなぁ…」
江川「無意識に出てるんだと思うよ?」
聖輝「無意識かぁ…」
無意識にキラキラビームを出してるんだ…僕って…すごいかも…
江川「そうだ、涼野くん。連絡先交換しない?」
聖輝「連絡先ですか?」
江川「うん。だめ…かな?」
聖輝「いえ、僕でよかったらいいですよ!」
江川「本当に?うわぁ…嬉しい!ありがとう!」
江川さんか…面白くてすごく男前な人だな…
それから僕達はしばらく会話をして、解散をした。
そして、自宅へと戻ってきた。
