Everlasting Love
第3章 道のり
履歴書を送ってから4日が経つ。
僕はジャニーズのことはきっぱりと諦め、大学に向けての準備をしていた。
父親「えっと、引越しの日は3月28日で合ってるか?」
聖輝「うん、合ってるよ。」
母親「そろそろ持って行く荷物決めておきなさいね。」
聖輝「うん!」
父親「それにしても…良かったのか?大学の寮じゃなくて…」
母親「そうね…光樹くんは寮に入るんでしょ?寮の方が何かあった時にすぐ助けてくれるし…」
聖輝「大丈夫だよ!僕もう18だよ?少しずつ自立していきたいんだ…」
父親「そっそうか…」
母親「体調管理だけはしっかりしてね。もしものことがあってもお母さん達助けに行けないから…」
聖輝「うん!約束する!」
父親「あと、居酒屋のバイトは禁止な!」
聖輝「えっ?何で?」
父親「何でって…そりゃあ酔っ払いの親父どもに襲われるのがオチだからな!そんな危ない所に聖輝を働かせるわけにはいかん!!」
聖輝「襲われるって…僕男の子だよ?」
父親「いーや!聖輝は可愛いからなぁ…奴らの餌食になりかねない…」
母親「お父さん、心配しすぎよ!いくら聖輝が可愛いからって…」
父親「なっ?!母さんは心配じゃないのか?!」
母親「聖輝なら大丈夫よ。ねっ?」
聖輝「うん!お父さん、心配しなくても大丈夫だよ!」
父親「…聖輝〜!!」
聖輝「わわっ!ちょっと、急に抱きつかないでよ〜!」
母親「もおっ、お父さんったら。」
プルルルル…
母親「あらっ誰かしら?」
ガチャッ
母親「もしもし、涼野です。」
父親「聖輝…離れていても…俺達一生家族だからなっ!」
聖輝「もうっ当たり前でしょ!」
父親「聖輝〜!!」
聖輝「ちょっ苦しいって!お父さん!」
母親「…はい…はい…少々お待ちください…」
父親「母さん?電話誰からだ?」
母親「…聖輝…」
聖輝「なっ…なに…?」
母親「…ジャニーズ事務所から…あなたにお話があるって…」
父親「なっ…?!」
聖輝「えっ…?!」