テキストサイズ

Everlasting Love

第25章 修羅場



聖輝「……。」


大野「んにゃあ〜…」


櫻井「涼野くん…離さないぞぉ…」


聖輝「……。」

どうしよう…

僕は今ソファの真ん中に座っている。
両サイドには酔っ払った大野くんと翔くんが僕を抱きしめたまま寝ている。


聖輝「んっ…んんっ!…ハァ…動けないよ…」

どうしよう…このままだったら僕お家に帰れないよ…!!

聖輝「大野さん…!起きてください!」


大野「ん〜…」


聖輝「ハァ…櫻井さん…!起きてください…!」


櫻井「むにゃあ〜…」


聖輝「……。」

だめだ…起きる気配がない…

ここは…誰かに電話して助けを呼ぼう。

聖輝「よいしょっと。」


大野「ん〜…」


聖輝「わわっ?!」


ドンッ!


もたれてきた大野くんの重さに耐えきれず、僕達はソファから落ちた。


聖輝「いたた…あっ!スマホが…」

てっ手を伸ばせば…!!

聖輝「んん…!!」


櫻井「涼野くん…?」


聖輝「あっ…」

起きた!

よかったぁ…大野くんをどけてくれたらスマホが取れる!

聖輝「あっあの…櫻井さ」


櫻井「ちゅ〜…」


聖輝「えっ?!」


寝ぼけた翔くんがソファから落ちた。
僕の上には大野くん、大野くんの上に翔くんが乗っかる形になった。


聖輝「おっ重い…!!」

助けて…死んじゃうよ…!!

大野「んん〜」


聖輝「スッスマホ…スマホ…!!」


ガシッ!


聖輝「とっ取れた…!!」


櫻井「涼野くん…」


聖輝「うわっ!ちょっ…櫻井さん…!だめ!」


大野「んにゃあ〜」


聖輝「やっ…動かないで!」

動かれると負荷が余計にかかっちゃう…!!

櫻井「涼野くん…涼野くん…」


大野「むぅ〜…」


聖輝「どっどうしよう…」

お願い…誰か来て!!

櫻井「愛してるよぉ…」


大野「んふふ〜」


聖輝「ゔっ…!!」

だめだ…本当に苦しい…

助けて…

バンッ!!


「おい!大丈夫か?!」


聖輝「えっ…?」


「…何これ…?」


僕は声がした方を見た。

すると、そこには村上くんと…



















































翔くんの彼女がいた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ