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Everlasting Love

第25章 修羅場



聖輝「ハァ…どうしよう…」

翔くんの家の下まで来たけど…

緊張してボタン押せないよ…!!

聖輝「…でも…」

スマホ無かったら波野さんと連絡取れないし…

聖輝「ふぅ…よし!」


ピッピッピッ……


ピンポーン


聖輝「……。」

どうしよう…出てほしくないけど…スマホを取りに行かないと…

聖輝「……。」

やっぱりそうだよね…あんなことあって誰かと会いたいなんて思わないよね…

聖輝「ハァ…明日取りに来ようかな…」


ガチャッ


聖輝「??!」

オートロック…解除されちゃった…


僕は重たい足で翔くんの部屋に向かった。


聖輝「……。」

もう…後には引き戻せない…

ピンポーン


僕は震えた指でインターフォンを鳴らした。


聖輝「……。」

ゔぅ…今までで一番緊張してるかも…

スマホが手に戻って来たらすぐに帰ろう…

聖輝「…あれ?」

出てこない…

ピンポーン


僕は意を決してもう一度インターフォンを鳴らした。


聖輝「……。」

やっぱり出てこない…

どうして…家に人入れたくないなら普通オートロック解除しないはずなのに…

聖輝「おかしいな…?!」


ガチャッ


聖輝「えっ…?」

あっ開いてる…?

聖輝「もしかして…僕達が出て行った後鍵かけてなかったのかな…」

勝手に入ってもいいのかな…いや、そんなのだめに決まってる!

でも…インターフォン鳴らしてもドア開けてくれなかったし…

オートロック解除したってことは…僕がここに来ることを知ってるはずだから…

聖輝「…ごめんなさい…!」


僕は翔くんの家に上がり込んだ。

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