
Everlasting Love
第27章 沈痛
えっ?
同棲って…付き合ってる者同士が同じ家に住むことだよね?
聖輝「あっあの…櫻井さんと同居しろってことですか…?」
相葉『同居?あっそうそう!同じ家に住むことね!』
聖輝「えっ?えっと…どういうことですか…?」
相葉『いやぁ…翔ちゃんさ…彼女と別れてからマジで元気なくてさ…ご飯もろくに食べてないんだよね…』
相葉『今日なんてね、昨日と同じ格好で仕事場に来たんだよ?!やばくない?!』
聖輝「えっ?!お風呂入ってないってことですか…?」
相葉『そうそう!もう俺慌てて局にあるシャワー室に翔ちゃんぶちこんだもん!』
聖輝「そんな…そこまで落ち込んでるんですか…?」
相葉『そうなんだよ…この様子じゃ部屋もぐちゃぐちゃだろうし…洗濯もしてないと思う…』
聖輝「そっそれは…問題ですね…」
相葉『そう!だからね、涼野くんにしばらくの間翔ちゃんのそばにいてほしいなぁって思って!』
聖輝「ぼっ…僕ですか…?」
相葉『うん!翔ちゃん涼野くんのこと大好きだし、上手くいけば彼女のことから立ち直ってくれると思うんだよね!』
聖輝「いや…でも…櫻井さん自身はどう思ってるんですか…?」
相葉『翔ちゃん?分かんない。』
聖輝「わっ…えっ?!本人に了承得てないんですか?!」
相葉『うん、今さっきニノとしゃべってて思いついたの。』
聖輝「えっえぇ…そんな…」
相葉『大丈夫大丈夫!涼野くんにだったら翔ちゃん心開くと思うし!』
聖輝「いやっ…僕よりみなさんの方が信頼関係強いと思うんですけど…」
相葉『うーん…そうなんだけどさ、翔ちゃん誰ともろくに口聞いてくれないからさぁ…困ってるんだよね…』
聖輝「そうなんですか…」
相葉『だからさ、ねっ?お願い!翔ちゃんと同棲して!』
聖輝「いや…同居しろって言われても…」
相葉『お願い!!』
聖輝「……。」
同居ってことは…翔くんの家に住むってことだよね…
翔くんの家って大学から遠いんだよなぁ…
僕車の免許持ってないし…
