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Everlasting Love

第28章 彼との同居生活



聖輝「あっ翔くん。じゃ〜ん!」


ご飯を食べている途中、僕はキヨさんから貰ったミサンガを翔くんに見せた。


聖輝「今日ね、近所に散歩に出かけたらね、可愛い雑貨屋さんがあったの。」


聖輝「その雑貨屋さんを経営してるキヨさんっていう人からミサンガ貰ったの!可愛いでしょ?」


櫻井「……うん…」


聖輝「何かね、利き手にミサンガつけるといいんだって。僕初めて知ったんだ。」


櫻井「……。」


聖輝「ふふ、今度一緒にお店行こうね。」


櫻井「……うん…」


聖輝「…あれ?このピーマン太っ!」


僕は包丁を使うのが苦手なので、野菜の大きさのばらつきが多かった。


聖輝「あはは、包丁だけは上手く使えないんだよね…」


櫻井「……。」


聖輝「でもね、料理は好きなの!すごく楽しいから!」


櫻井「……。」


聖輝「それに…誰かの為に作って…美味しそうに食べてくれるのが…すごく嬉しいの…」


櫻井「……。」


聖輝「…あっごめんね。勝手に一人でぺらぺらしゃべって…」


櫻井「……しい…」


聖輝「えっ?」


櫻井「…美味しい…」


聖輝「本当?ありがとう!」

美味しいってはっきり言ってくれた…すごく嬉しい…

聖輝「たくさん食べてね。あっご飯おかわりする?」


櫻井「……うん…」


聖輝「ちょっと待っててね。……はい、ご飯。あっ味噌汁は?」


櫻井「……いい…」


聖輝「そっか…あっ、チンジャオロース入れてあげるね。」


櫻井「……。」


聖輝「…あっ!ごっごめんなさい!美味しいって言ってくれたからつい舞い上がっちゃって…」


櫻井「……。」


聖輝「…何か…こうしてると…まるで新婚生活送ってるみたいだね。」


櫻井「……。」


聖輝「…えへへ、食べよーっと。」


櫻井「……。」


僕はいつもよりたくさんご飯を食べた。

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