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Everlasting Love

第29章 仲直り



聖輝「…よし、翔くんには連絡入れたから…あとは待つだけ…」


ピンポーン


聖輝「…!!」

来た…!!

僕は最低限の荷物を持って家を出た。


聖輝「……。」

どうしよう…めちゃくちゃ緊張してきた…!!

安田「涼野くん。」


聖輝「やっ…安田さん…」


安田「…行こっか。」


聖輝「はっはい…」


僕はヤスの車に乗ってヤスの家に向かった。


安田「……。」


聖輝「……。」


僕達はヤスの家に着くまで一言もしゃべらなかった。


安田「…どうぞ。」


聖輝「おっ…お邪魔します…」

うぅ…更に緊張してきた…!!

安田「…リンゴジュースでいい?」


聖輝「はっはい!ありがとうございます…」

あぁ…何言われるんだろう…嫌いってはっきり言われちゃうのかな…

安田「…はい。」


聖輝「あっありがとうございます…」


安田「……。」


聖輝「……。」

どうしよう…やっぱり気まずい…でも…何話したらいいか分からないよ…

聖輝「…あっ…あの…」


安田「ん?」


聖輝「あっあの…アップルパイ…食べてくれましたか…?」


安田「あぁ、うん。美味しかった。」


聖輝「ほっ本当ですか?よかった…」


安田「…手紙も…読んだ…」


聖輝「あっ…手紙…」


安田「…涼野くんは僕とちゃんと向き合おうとしてくれてるのに…僕は涼野くんのことずっと避けてた…」


安田「僕…涼野くんの気持ち何も考えてなかった…僕さえ気持ちを抑えられたらって…自分のことばっかり考えてた…」


安田「…今思えば…あんなことしといてお詫びもないって…本間人間として最低やね。」


聖輝「そっそんなことないですよ!僕といるの…気まずかったんですよね…?」


安田「…僕…涼野くんと一緒におると…ドキドキするねん。」


聖輝「えっ…?」

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