
Everlasting Love
第30章 仮面
聖輝「わぁ…夕日が綺麗だなぁ…」
空は黄金色に輝いていた。
聖輝「久々にこんな綺麗な夕日見たなぁ…」
僕はこの綺麗な夕日に見とれていた。
聖輝「本当に綺麗だなぁ……あっ。」
僕はいつの間にか、アンジュ ド ボヌールの入り口前に立っていた。
聖輝「そうだ、キヨさんに報告しないと!」
僕はすかさずお店の中に入った。
聖輝「こんにちは…キヨさーん?」
キヨ「あら、聖輝くん。こんにちは。」
聖輝「こんにちは。」
キヨ「ゆっくりしていってね。」
聖輝「はい!…わぁ…いつ見ても癒されるなぁ…」
僕は品物一つひとつをじっくり見つめる。
キヨ「はい、どうぞ。」
聖輝「あっ…ありがとうございます。」
キヨ「その顔は…何かいいことあった?」
聖輝「はい!僕、先輩と仲直りすることができました!」
キヨ「あら〜よかったじゃない。」
聖輝「ありがとうございます!キヨさんから貰った魔法の調味料でアップルパイを作りました。」
キヨ「アップルパイ?ふふ、美味しそうだねぇ。」
聖輝「はい!美味しかったって喜んでくれました!」
キヨ「そうかい、聖輝くんの想いが相手の人に届いたんだね。」
聖輝「あの魔法の調味料のお陰ですね!」
キヨ「ふふ。」
聖輝「あっ!僕…キヨさんにお礼しようと思ってたのに…手ぶらで来ちゃった…」
キヨ「いいんだよ、そんなの。」
聖輝「でっでも…!」
キヨ「聖輝くんがこのお店に来てくれるだけで十分だから。」
聖輝「キヨさん…」
キヨ「そうだ。聖輝くん、このアメを舐めてみて。」
聖輝「アメ…?」
キヨさんから虹色のような色をしたアメ玉を渡された。
