
Everlasting Love
第33章 浪花の黒色さんのお誕生日会
横山「……。」
エロ本のタイトルは『先生とイケない放課後』。
横山「…ちょっと待って…嘘やろ…」
エロ本なんか隠して…俺を試してるんか?!
横山「ふっふん!エロ本なんか…見いひんし!」
そう言って俺はエロ本を床に投げ捨てた。
横山「……。」
…でも…ちょっとだけ…
横山「ちょーっと中身確認するだけ…」
我慢できなくなった俺はエロ本を開いた。
ヒラリ…
横山「えっ?何か落ちてきた…」
落ちた紙を拾うと…
『きみくん。やっぱりこういう趣味あるんだ。』
横山「えっ?!ちっ違うねん!!これには歴とした訳が…ん?」
裏に何か書いてる…
横山「えっと…」
『何てね、ごめん。ちょっとからかってみました。きみくんがエロ本好きだからって私嫌いになったりしないよ?』
横山「…めっちゃええ娘やん…」
『ねぇきみくん。ちょっと下駄箱開けてみて?』
横山「下駄箱?」
下駄箱に何があるんやろ…
ガチャッ
パーンッ!!
横山「うわぁっ?!」
下駄箱を開けた瞬間風船が割れたような音が室内に響き渡った。
横山「もぉ…ビックリしたぁ…何やねん…」
この宝探しゲームちょっと凝ってるなぁ…
横山「…あっ、手紙発見。」
『んふふ、ビックリした?ではでは、問題です。人は眠たくなるとどこで寝ますか?』
横山「これは…寝室やな。」
俺は寝室に向かった。
横山「……ん?」
ベッドに目をやると妙に膨らんでいた。
横山「えっ?なに?もう宝発見なん?」
もうちょっと遊びたかったなぁ…
横山「…!!」
俺は意を決して布団をめくった。
すると、そこには小さなラジカセがあった。
横山「えっ?ラジカセ?」
ラジカセのそばにあったメモには『押せ』と書かれていた。
横山「おっ押すん何か怖いわ…」
俺は恐る恐るラジカセのボタンを押した。
〜♪〜♪
横山「えっ?スリラー?」
バンッ!!
『よぉこぉやぁまぁ〜!!!』
横山「うわあぁっ?!えっなに?!」
クローゼットから突如ゾンビが現れた。
