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Everlasting Love

第34章 想い人



光樹「…で?お前のプレゼントはどうやったん?」


聖輝「あのね!最初はいらないって言ってたんだけど…途中からものすごく気に入ってくれたの!」


光樹「おぉ!あの人形をね…」


聖輝「うん!今も語りかけてるんじゃないかなぁ〜」


光樹「おしゃべりまーくんに?」


聖輝「うん!」


光樹「…あははっ!あかん!そんなん想像できひんわ!」


聖輝「いやいや、よしよしって撫でてると思うよ?」


光樹「よしよし?!やばっ!!あはははっ!!」


聖輝「そっそんなにおかしい?」


光樹「いやだってさ…大の大人が…人形抱っこしてよしよしとか…はははっ!!」


聖輝「えぇ〜!いいと思うけどなぁ…」


光樹「あははっ!!はぁ〜おもろ〜!」


聖輝「でもあの人形ってすごくない?いっぱいしゃべるんだよ?」


光樹「あぁ…今のおもちゃもだいぶレベル上がったもんなぁ…」


聖輝「そうだよね!今のおもちゃってスマホみたいに画面にタッチして遊べるんだよ?」


光樹「あぁ、そうやな。俺らの時代なんかボタンで操作やったもんなぁ…」


聖輝「うんうん、それだけ時代が進んだってことなんだね…」


光樹「はぁ…そう思えば早いなぁ…あと2年で20歳やで?」


聖輝「本当だ…」


光樹「10年後の未来ってどうなってるんやろ…」


聖輝「そうだなぁ…僕は弁護士になってたらいいなぁ…」


光樹「俺は裁判官やな…」


聖輝「…頑張ろうね、光樹くん。」


光樹「おう、一緒に夢叶えようぜ!」


聖輝「うん!」

いつか…僕が弁護士になって、光樹くんが裁判官になったら…一緒に冤罪がなくなる日本を作れたらいいなぁ…

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