
Everlasting Love
第34章 想い人
光樹「ほな、俺バイトあるから。」
聖輝「うん、じゃあまた月曜日だね。」
光樹「おう、じゃあな。」
光樹くんはバイト先に向かった。
聖輝「…暇だなぁ…」
光樹くんは勉強、サークル、バイトで充実したキャンパスライフを送っている。
一方僕はというと、アイドルというお仕事の都合によって、サークルにも入れないしバイトもできない。
正直、心の何処かで光樹くんが羨ましいと思っていた。
聖輝「……あっ…」
何となく街をぶらついていたら、僕は無意識にあのお店に向かっていた。
そう、『幸せの天使』に。
聖輝「キヨさん…元気かなぁ…」
僕はアンジュ ド ボヌールのドアを開けた。
