
Everlasting Love
第34章 想い人
聖輝「こんにちは〜」
キヨ「おや、聖輝くん。いらっしゃい。」
聖輝「キヨさん!」
キヨ「んふふ、ゆっくりしていってね。」
聖輝「はい!」
いつ来ても、この空間は癒される。
聖輝「ん〜やっぱりこれ買おうかな…」
キヨ「聖輝くん。お茶入れたからこっちにおいで。」
聖輝「あっはーい。」
キヨ「はい、どうぞ。」
聖輝「わぁ〜ロールケーキだ♡」
キヨ「久々に作ったから口に合うかどうか…」
聖輝「いただきます!」
ぱくっ
聖輝「ん〜美味し〜♡」
キヨ「そうかい、それは良かった。」
聖輝「んふふ♡」
キヨ「…聖輝くん。まーた何か悩んでることあるね?」
聖輝「ふぇっ?悩みですか?」
キヨ「うん。」
聖輝「ん〜?特に悩んでることは…」
キヨ「あら、そうなのかい?心の何処かで何か助けを求めてるように見えたから…」
聖輝「えぇ?気のせいですよ!」
キヨ「そうかい…」
聖輝「……あっ…」
キヨ「ん?」
聖輝「……ありました…悩み…」
キヨ「やっぱり。悩んでることあったんだね。」
聖輝「はい…あの…またまた先輩の話になるんですけど…」
キヨ「うん。」
聖輝「最近、先輩に連絡しても…返事が返ってこないんです…」
聖輝「僕、7月に特番することになってて、その出演依頼をその先輩にお願いしたんですけど…断られちゃって…」
聖輝「その日から別の用事で連絡入れても返事が返ってこなくて…」
キヨ「そうかい…それは悲しいね。」
聖輝「はい…もしかしたら僕…無意識にその先輩に嫌な思いをさせちゃったかもしれないんです…」
キヨ「うーん…それは違うんじゃない?」
聖輝「えっ?」
