Everlasting Love
第7章 START
〜光樹side〜
桂一「あぁ…早く夜7時にならへんかなぁ…」
優誠「まだ昼前やん!」
桂一「くっそ!時間進むん遅すぎる…!!」
優誠「いやいや、落ち着けって!」
光樹「ていうか…何で2人共俺ん家に…?」
桂一「決まってるやん!一緒にすずの活躍をテレビで見るためや!」
光樹「いや、自分の家で見てもいいんじゃ…」
優誠「まぁまぁ、せっかくダチになったんやから!一緒に見ようぜ!」
光樹「まっまぁ…いいけど…」
優誠「なぁ、録画予約してるん?」
光樹「うっうん…一応…」
桂一「おっ!さすが島っちゃん!」
光樹「いや、親友がテレビに出るからな。それくらいは…」
優誠「へぇ…すずのこと好きなんやな。」
光樹「まっまぁ…高校で一番仲良かったからなぁ…」
桂一「すずって甘えん坊やろ?」
光樹「うん。何かあったら光樹く〜んって俺のこと呼んでた。」
優誠「男がさ、甘えるのってキモいけど…すずがやると全然キモないねんよなぁ…」
桂一「そりゃあ、あんな顔で甘えられたらほとんどの奴はイチコロやろ!」
優誠「まぁな。」
光樹「聖輝のデビュー曲ってどんなんなんやろ…楽しみやな。」
桂一「この雑誌には恋愛ソングって書いてたで。」
優誠「恋愛ソングねぇ…」
光樹「あと7時間か…」
俺達は聖輝がテレビに出るまで、ずっと聖輝の話をしていた。