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Everlasting Love

第2章 青春の終わり



学校に着いてクラスに入ると、卒業旅行の話があちこちから聞こえてくる。


光樹「あぁ…俺らももうすぐしたら卒業やねんな…」


聖輝「あっという間の3年間だったね。」


光樹「卒業旅行どうする?どっか行きたいところある?」


聖輝「うーん…東京?」


光樹「ははっ東京って!俺ら4月から東京に住むやん!」


聖輝「そっそうだけど!でも…僕東京行ったことないから…」


光樹「東京なぁ…よし!じゃあちょっと早いけど東京に行こか!」


聖輝「やったぁ!光樹くん大好き♡」


光樹「何やねん、急に!照れるわっ!」


聖輝「えへへっ」


光樹「東京って言ったら…やっぱり渋谷やろ!」


聖輝「えぇ〜ディズニーランド行こうよ!」


光樹「それ千葉やん!」


聖輝「あっそっか!でも行きたい!」


光樹「ディズニーランドなぁ…俺も中学校以来行ってへんしなぁ…」


聖輝「ねっねっ?行こうよ!ディズニーランド!」


光樹「せやな!せっかくの卒業旅行やし、行こか!」


聖輝「やったぁ!」


ガラガラ…


先生「はい、席に着いて!」


「規律、礼!」


「「おはようございます!」」


「着席!」


先生「えーっと、今朝の連絡は…」

卒業かぁ…

僕は急に寂しくなった。

どうしてだろう…
この時期になると…心にぽっかりと穴が空いたような気持ちになる…

僕はしばらく、先生の話が頭に入ってこなかった。

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