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　携帯を取り出し、瞬に電話をする。同じ機種だと電話し放題だ。最近は本当に便利な世の中だ。瞬とは、その後、学校のことやバラエティ番組やアニメ、漫画の話など、いつの間にかいい友達になった。瞬のサバサバした性格やお笑いなところが面白い男友達って感じである。

「もしもし」

「もしもし、美羽ですっ」

「お！　今日はやけに元気やんか」

「まあね」

　優祐さんのことを思い出すとにやけてしまう。

「なんか、いいことでもあったんか？」

　私は、優祐さんのことを話す。優祐さんのことは前から少し話すが、よく思っていないようだ。それでも、話だけは聞いてくれる。

「絶対、それ騙されてるって！」

「そんなことないもん。何々？　焼きもち？」

「何でやねんっ！」

「ははっ。なんてねっ」

「まあ、ええわ。俺、明日も早いからそろそろ寝るな」

「はい、おやすみなさい」