心はまるで水車のように
第8章 出会いカフェ
「じゃ、あとは控え室で好きにしといてくれていいから」
「はい」
控え室に行く。そこには、パソコン、メイク道具、ドリンクバーにお菓子にジュースなど何でも揃っていて、まさに天国状態だ。この大きな鏡が実はマジックミラーになっていて、向こうから見えるようになっているなんてことは、テレビで見て知っているが、まさか私が来ることになるとは思いもしなかった。
バイト代の貯金もそろそろ減ってきたことだし、ちょうど良かった。たいして友達もいなければ、頭がいいわけでもない。恋愛だって私にはもう無理だ。お母さんにだってもう期待なんてしない。結婚しようがしまいが、もうどうでもいい。
「美羽ちゃん、指名だよ」
受付のおじさんがタイマーと番号札を持ってくる。ラウンジに行くと眼鏡の禿げたオヤジ。
「はい」
控え室に行く。そこには、パソコン、メイク道具、ドリンクバーにお菓子にジュースなど何でも揃っていて、まさに天国状態だ。この大きな鏡が実はマジックミラーになっていて、向こうから見えるようになっているなんてことは、テレビで見て知っているが、まさか私が来ることになるとは思いもしなかった。
バイト代の貯金もそろそろ減ってきたことだし、ちょうど良かった。たいして友達もいなければ、頭がいいわけでもない。恋愛だって私にはもう無理だ。お母さんにだってもう期待なんてしない。結婚しようがしまいが、もうどうでもいい。
「美羽ちゃん、指名だよ」
受付のおじさんがタイマーと番号札を持ってくる。ラウンジに行くと眼鏡の禿げたオヤジ。