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「同じだけ生きるなら、寝たきりで過ごすより、元気に過ごしたほうが楽しいですよね。だからお義姉さん薬も飲んで、リハビリも頑張りましょ？」

「なんじゃ…結局説教か。あの薬は飲みにくいから嫌いなんじゃ…」

そこへ、看護師の久保田が入ってきた。

ガラガラッ…

「失礼しま～す。佐々木さん、検温と血圧測定しますね～」

「…西田くんは？」

「ごめんなさい、今日は西田お休みなんですよ」

「ふんっ…」

西田、というのはこの病院の若い男性看護師で、祥子のお気に入りである。

「今日は私で勘弁してくださいな。明日は西田来ますから～」

会話をしながらもテキパキと手際よく血圧計の準備をする久保田。