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「変態、消え失せろ。」

第3章 「変態って女子の敵だ。」



それを見ながら目を細める。

先程、数分前ぐらいに2人が喧嘩していたのを止めたのは、誰でもない私。

だから怒鳴りすぎて息が荒いだけ。

勘違いしないで欲しい。
怒鳴りすぎただけだ。


「でさぁ、本当に見たの?」


何のこっちゃ、と一瞬、戸惑った。

が、冷静に考えて、アレだね、アレだよね。と納得。


「見たの?」

「あ~、……うん?」


あれは見たといえる……んだろうな。

あからさまに絢君が眉に皺を寄せた。

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