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「変態、消え失せろ。」

第3章 「変態って女子の敵だ。」



「好きだから」




スキダカラ……
すきだから……
好きだから…………?

意味が飲み込めたとき、私は思わず、「どこが」と冷たい声色で聞いていた。

変態は臆することもなく、にこっと笑って言った。


「からだがす―――ぐほぉっ」
「だろぉーな、言うと思ったわ!! 天誅!」


「さいてぇー」とか、「俺は未琴の全部が好きだよー」とか復活した絢君がヤジを飛ばす。

絢君とは違って、二分半ぐらい痛みに苛まれる蹴りにしました。ざまあ。
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