テキストサイズ

ずっとキミが好きなんだ

第1章 小さいころ

Jサイド



酔っぱらっていたはずだったが、完全にさめてしまった。



翔くんがキスをしてきた。


ちょっとしたキスではない。男女のキス。




「なんで、こんなこと?」



翔くんは強く俺を抱きしめたまま離さない。何か震えているようだった。俺は愛おしい気持ちに溢れ、翔くんを抱きしめ返した。頭を優しくなでた。






「翔くん。大丈夫だから、顔を見せて?」




そう告げると、ゆっくりと体を離した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ