
しなやかな美獣たち
第1章 ♠:Vivid Colors 【学園・NL】
「んんっ!!」
先輩が身動ぎし、僕の唇から逃れようとしたので、僕は彼女の両頬を両手で包み、逃げられないようにして彼女の唇を貪る。
下唇を軽く食み、口を開かせるとその中に舌を捻じ込む。
彼女は驚きに目を見開いている。
先輩、アナタは僕を年下の初心な男だと思って見くびっていたでしょ?
「ん~っ…!!」
苦しそうに彼女が僕の肩を叩く。
僕は少し唇を離し、彼女に呼吸をする時間を与えてやると、再び彼女の唇を塞いだ。
そして彼女の口の中をたっぷりと堪能した後、唇を解放し、彼女の額に自分の額を押し当てた。
「狡い…。こんなキス…」
彼女がそう呟く。
その瞳は潤んでいて、とても綺麗だった。
「もっと欲しい?」
僕は彼女に尋ねると、彼女は恥ずかしそうに『意地悪』と言った。
「ねぇ?言って?僕の事を”欲しい”って…」
僕がそう囁くと、彼女は僕の首に腕を絡めて『分かりなさいよ。馬鹿!』と言った。
そこからはもう、僕は止められなかった。
僕は彼女の唇を塞ぎながら、シャツの中に左手を忍ばせると、彼女の膨らみを掌で包む。
右手は彼女の太腿を撫で、後ろに手を回して尻を撫でる。
柔らかい感触は、僕の劣情を煽る。
僕は我慢出来なくなり、彼女の足元にしゃがみ込むと、彼女のショーツを下ろした。
「やっ…!」
彼女は小さな抵抗の声を上げるが、完全に嫌がっている訳ではない事は身て取れる。
