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しなやかな美獣たち

第3章 ♥:Sweet Beast【恋愛・NL】


 丁度良く調節されたシャワーの湯を掛けられ、彼が私の身体を掌で泡立てたボディーソープで洗ってくれる。

 胸の膨らみや秘裂を撫でられると、私の身体の奥から自然と蜜が溢れてしまった。

 「嘉音ちゃん? ここ……ヌルヌルがとれないね。どうして?」

 そう言いながら、彼が執拗に秘裂をなぞる。敏感な粒を指で捏ねられると、私の腰がビクンと跳ねてしまう。

 「ふふっ。ビクンってなったね? ここが気持ちいいの?」

 そう言うと彼は、未だ芯を持たない芽を何度も指で擦り上げる。その度に私の身体はビクビクと震えた。

 「可愛いな……。いっぱい感じてね?」

 彼は私の項に口付けながら、後ろから手を回し、左手で胸の膨らみを揉みしだきながら、右手で芽を小刻みに揺らす。その甘い刺激に、私の唇から嬌声が零れた。

 あの綺麗な指に犯されている。そんな事を考えると、どんどん淫らな気持ちになる。

 お尻に当たる彼の熱に私は手を伸ばすと、それを優しく握り擦ってみた。

 「ふふっ。どうしたの? もうコレが欲しの?」

 耳元でそう囁かれると、また身体の芯が熱くなり、蜜が零れる。彼の囁きは、どんどん私を淫らな気持ちにさせていく魔法の呪文みたいだ。

 「欲しかったら、お強請りして?」

 私の掌に擦り付けるようにして腰を動かしながら、彼がそう言うと私の口は自然とその言葉を紡ぐ。

 「雅貴(マサタカ)さん。入れて下さい……。雅貴さんが欲しいです」

 私の言葉に、彼はふっと耳元で笑うと、「良く出来ました」と言って首筋に口付けをくれた。

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