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甘酸っぱい果実のその果てに

第6章 再会

 優祐さんとは、あれから仕事の最低限必要な会話以外はしていない。

 もうすぐ三月も終わろうかという時、北海道の私の実家から電話があった。私の曾じいちゃんが老衰で亡くなったという連絡だった。私は、お通夜とお葬式の為に久しぶりに北海道に帰ることになった。

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