
宇宙
第1章 もう一人の私
「あれは飛行型カプセルなんだけど、ママが勝手に命名したの。」
真希は車のヘッドライトを消し、片手に持っていた
リモコンをポチポチ押した。
すると、カプセルは黄色のネオンカラーにキラキラ光り、まるでいびつな形をしたお月様みたいだった。
「わぁ、、、キレイ、、」
絢の輝く瞳は光るカプセルに反射し、より一層キラキラ輝かせた。
「このカプセルはパパが作ってくれたのよ。もうずっと放置してたから動くか心配だけど、、乗ってみましょ。」
絢はこのカプセルが本当に飛ぶのかとかそんな疑問は今はなく、ただ、ただ沈黙のまま見惚れていた。
真希がリモコンを操作すると、ネオン1号の扉は開き、中からは、まるでマジックで何かがでてくるかのようにホコリが扉中を舞った。
「コホッ、やっぱ中は、、、埃まみれね、、カビ臭いし、、」
真希は吸った埃でコホコホむせながら言った。
内観はアニメとかでよく見るようなボタンがたくさんあったり、巨大なスクリーンがあるような操縦室ではなく、円形をした白い壁に不一致な、木でできた一つ足の椅子が向かい合わせに設置されてあり、両方の椅子の後ろに顔くらいのサイズの円形をした窓があった。
片方の椅子が設置されているやや傍らに、上から棒が垂れ下がり、棒の先端にはボタンが4つにスピーカーがついている簡素化された操作機がついている。
外観とは違い内観は全体的に質素で新鮮さがなかった。
パパの事だから、月が好きなママの為に外にお金をかけすぎて、中は貧相になったのだろう。
絢は白が少し黒ずんだ壁を撫でた。劣化でポロポロ塗装が剥がれてしまい、体を半回転させ背中で隠した。
真希は操作機に被せてある埃がへばりついていたビニール袋を取り外し、じっと見つめ記憶を辿った。
真希は車のヘッドライトを消し、片手に持っていた
リモコンをポチポチ押した。
すると、カプセルは黄色のネオンカラーにキラキラ光り、まるでいびつな形をしたお月様みたいだった。
「わぁ、、、キレイ、、」
絢の輝く瞳は光るカプセルに反射し、より一層キラキラ輝かせた。
「このカプセルはパパが作ってくれたのよ。もうずっと放置してたから動くか心配だけど、、乗ってみましょ。」
絢はこのカプセルが本当に飛ぶのかとかそんな疑問は今はなく、ただ、ただ沈黙のまま見惚れていた。
真希がリモコンを操作すると、ネオン1号の扉は開き、中からは、まるでマジックで何かがでてくるかのようにホコリが扉中を舞った。
「コホッ、やっぱ中は、、、埃まみれね、、カビ臭いし、、」
真希は吸った埃でコホコホむせながら言った。
内観はアニメとかでよく見るようなボタンがたくさんあったり、巨大なスクリーンがあるような操縦室ではなく、円形をした白い壁に不一致な、木でできた一つ足の椅子が向かい合わせに設置されてあり、両方の椅子の後ろに顔くらいのサイズの円形をした窓があった。
片方の椅子が設置されているやや傍らに、上から棒が垂れ下がり、棒の先端にはボタンが4つにスピーカーがついている簡素化された操作機がついている。
外観とは違い内観は全体的に質素で新鮮さがなかった。
パパの事だから、月が好きなママの為に外にお金をかけすぎて、中は貧相になったのだろう。
絢は白が少し黒ずんだ壁を撫でた。劣化でポロポロ塗装が剥がれてしまい、体を半回転させ背中で隠した。
真希は操作機に被せてある埃がへばりついていたビニール袋を取り外し、じっと見つめ記憶を辿った。
