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好きだよ

でもそれは、何度も言葉にするだけじゃダメな気がする

照れるしね

こうして触れ合う部分から、預けた体重から伝わればいいな


ふとした僅かな沈黙の間に潤を見た

そしたら潤もこっちを向いて…

自然と、唇に目が行った


薄くて、柔らかそうな、綺麗な形

あの唇の味を知ってる

しっとりと、甘くて

夢中になる…


見つめている内に、重なってた

自分から動いた気もするし、潤も動いた気がする

どっちでもいい


合わさって、唇を食まれて

薄く開けると舌が絡まってきた

追いかけられて、追いかける

唾液が蜂蜜みたいに甘く絡みつく


Ａ「…ふ、ぅ…」

Ｍ「ンッ…」

潤の甘い吐息が俺をもっと興奮させる


Ａ「…ハァッ…」

歯の裏、気持ちいい…

ううん、どこを舐められても気持ちいい

キスがこんなに気持ちいいなんて…

魔法にかかったみたい


夢中で潤の肩を掴む

潤の手も俺の背中を這い回る

もっと触れて

俺ももっと触れたい


キスしてるだけなのに、体が熱くなる

口の中も熱くて、潤と俺の舌が１つになったみたい

ちゃんと息する暇もなくて、頭がボーっとする


M「ん…、ハァ…ッ…」

少し離されて、潤の紅く濡れた唇が荒い息を漏らした

嫌だ

A「もっと…」

まだキスしてたい

潤の頭を引き寄せて、もう１度深く重ねた


引き寄せた勢いで、俺の上半身がベッドの上に倒れて

潤が俺の上に半分覆い被さるような形になった

その分、更にキスが深くなる

A「んぅ……、ンッ…」

ああ…、潤だ…

体の重みが気持ちいい

離れて欲しくなくて、背中に回した腕に力を込めた


口内を貪るように掻き回しておいて

M「…まぁにぃ…」

僅かな隙間で潤に名前を呼ばれる

答えてやればいいのに、俺の頭はトロンとしてて

潤の舌に応えるのに夢中になってる


M「まぁに……、まぁ…」

甘く呼ばれる度、まるで『好き』って言われてるみたいだ

俺も『好き』って返したくて、潤の舌を軽く吸い上げる

A「ハァ……、ん…」

キスが深くなる度、潤の体の重さが増してくる

息苦しくても構わない

もっと潤が欲しい

もっと、もっと…って、気持ちが腕に篭もって抱きしめる