旅は続くよ
第4章 一緒に朝ごはん 潤編
A「じゃあ、来週から俺が食事当番するから」
最後の一口を口に放り込みながら、まー兄が言った
ほらね、この話したら、そう言うと思った
M「いいよ。俺出来るし」
A「何言ってんの。無理だよ」
M「無理じゃありません」
A「無理だって。泊り込みとかもあるんだろ?」
M「そういう時は作り置きするから大丈夫」
A「そんな時間あるワケないじゃん」
M「俺は学生なんだから時間なんてどうとでも出来るよ。まー兄の方が無理でしょ?」
A「何とかする。潤は大事な研究をちゃんとやって」
M「まー兄こそ大事な仕事なんだから、ちゃんとやって」
A「でも」
M「でも、じゃない。まー兄の夢の邪魔したくないの、俺は」
A「俺だって潤の応援したい」
M「してくれてるじゃん。十分」
もう十分してもらってる
まー兄にも、可南子ママにも
薬学部なんて金が掛かる所、諦めてたのに
『絶対に行け』って背中を押してくれたのは、まー兄だ
自分は働きながら調理師学校に行って、苦労して…
それでも尚、笑顔で俺を応援してくれてる
これ以上なんて…バチが当たるよ
A「じゃあ、どうにも出来ない時は」
M「それも大丈夫。ニノに頼んである」
A「なんでニノ!?」
M「だってアイツ、時間あるもん」
俺だって本当はニノに頼みたくなかった
ニノは昔からの友達だし
いい奴だし、好きだけど
でも
だって…
ニノは、まー兄の好きな人だから…
ハッキリと聞いた事はないけど、見てれば分かる
俺だって気づく位だから、もしかしてニノも分かってんじゃないかな?
でも、2人は付き合ってない
多分
今のところ、まー兄の片想い
だからって、俺の気持ちが救われる訳じゃないけど…
最後の一口を口に放り込みながら、まー兄が言った
ほらね、この話したら、そう言うと思った
M「いいよ。俺出来るし」
A「何言ってんの。無理だよ」
M「無理じゃありません」
A「無理だって。泊り込みとかもあるんだろ?」
M「そういう時は作り置きするから大丈夫」
A「そんな時間あるワケないじゃん」
M「俺は学生なんだから時間なんてどうとでも出来るよ。まー兄の方が無理でしょ?」
A「何とかする。潤は大事な研究をちゃんとやって」
M「まー兄こそ大事な仕事なんだから、ちゃんとやって」
A「でも」
M「でも、じゃない。まー兄の夢の邪魔したくないの、俺は」
A「俺だって潤の応援したい」
M「してくれてるじゃん。十分」
もう十分してもらってる
まー兄にも、可南子ママにも
薬学部なんて金が掛かる所、諦めてたのに
『絶対に行け』って背中を押してくれたのは、まー兄だ
自分は働きながら調理師学校に行って、苦労して…
それでも尚、笑顔で俺を応援してくれてる
これ以上なんて…バチが当たるよ
A「じゃあ、どうにも出来ない時は」
M「それも大丈夫。ニノに頼んである」
A「なんでニノ!?」
M「だってアイツ、時間あるもん」
俺だって本当はニノに頼みたくなかった
ニノは昔からの友達だし
いい奴だし、好きだけど
でも
だって…
ニノは、まー兄の好きな人だから…
ハッキリと聞いた事はないけど、見てれば分かる
俺だって気づく位だから、もしかしてニノも分かってんじゃないかな?
でも、2人は付き合ってない
多分
今のところ、まー兄の片想い
だからって、俺の気持ちが救われる訳じゃないけど…