旅は続くよ
第8章 一緒に寝ようよ 翔編
S「別に変になんか思ってないから。ただニノの力になりたいって思っただけだよ」
N「ん・・・。ありがと・・・」
耳が少しまだ赤いままニノが言った
N「でも・・・大丈夫。もうちょっとすれば眠くなると思うから・・・」
S「そっか・・・。わかった」
俺は飲み終わったコップを片付けると
コタツのニノの斜め向かいに座り込んだ
S「じゃ、それまで一緒にいる」
N「えっ、いいよ。翔ちゃん明日も仕事なんだし」
S「俺は大丈夫。誰かと一緒にいれば気も紛れてさ、嫌なこと考えなくて済むだろ?」
そう言ってコタツの上で頬杖ついて、TVを眺める姿勢を取った
ニノも黙ってパソコン作業を再開する
何も会話のない空間
微かにTVの音が流れるだけ
それでも心が弾むのは何故だろう
ニノの気配を近くに感じる
ただそれだけで
安心できるような、ドキドキするような、複雑に入り乱れる感覚
・・・コイツがもし女の子だったら
今すぐ手でも握ってるか、押し倒してるか・・・
って!
何考えだした、俺!
だから深く考えちゃ駄目だっつーのに・・・
N「あの、さ・・・」
無言の空間に落としたニノの言葉に振り向いた
N「俺、もう寝よっかな・・・」
パソコンを閉じた
S「寝る?眠れそう?」
N「ん・・・わかんない。だからね・・・?」
戸惑いがちに、ちょっと照れくさそうに
N「・・・一緒に寝てくれる?」
窺うようにちょっと小首を傾げた仕草が
もの凄い破壊力で俺の心臓を一瞬止めて
返事が出遅れてしまった
N「あ…、やっぱ」
S「いや、違うっ」
慌てて今の空いてしまった間を否定して
S「違うよ。そういうんじゃなくてさ」
咄嗟にニノの小さな手を掴んだ
S「…寝よっか。一緒に」
ニノの頬が少し紅く染まっても、俺はその手を離さなかった
N「ん・・・。ありがと・・・」
耳が少しまだ赤いままニノが言った
N「でも・・・大丈夫。もうちょっとすれば眠くなると思うから・・・」
S「そっか・・・。わかった」
俺は飲み終わったコップを片付けると
コタツのニノの斜め向かいに座り込んだ
S「じゃ、それまで一緒にいる」
N「えっ、いいよ。翔ちゃん明日も仕事なんだし」
S「俺は大丈夫。誰かと一緒にいれば気も紛れてさ、嫌なこと考えなくて済むだろ?」
そう言ってコタツの上で頬杖ついて、TVを眺める姿勢を取った
ニノも黙ってパソコン作業を再開する
何も会話のない空間
微かにTVの音が流れるだけ
それでも心が弾むのは何故だろう
ニノの気配を近くに感じる
ただそれだけで
安心できるような、ドキドキするような、複雑に入り乱れる感覚
・・・コイツがもし女の子だったら
今すぐ手でも握ってるか、押し倒してるか・・・
って!
何考えだした、俺!
だから深く考えちゃ駄目だっつーのに・・・
N「あの、さ・・・」
無言の空間に落としたニノの言葉に振り向いた
N「俺、もう寝よっかな・・・」
パソコンを閉じた
S「寝る?眠れそう?」
N「ん・・・わかんない。だからね・・・?」
戸惑いがちに、ちょっと照れくさそうに
N「・・・一緒に寝てくれる?」
窺うようにちょっと小首を傾げた仕草が
もの凄い破壊力で俺の心臓を一瞬止めて
返事が出遅れてしまった
N「あ…、やっぱ」
S「いや、違うっ」
慌てて今の空いてしまった間を否定して
S「違うよ。そういうんじゃなくてさ」
咄嗟にニノの小さな手を掴んだ
S「…寝よっか。一緒に」
ニノの頬が少し紅く染まっても、俺はその手を離さなかった