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雨が夕日に変わるとき

第1章 雨が夕日に変わるとき








       ***

 次の日。眞子ちゃんは変わらず、待ち合わせ場所に待っていてくれた。

「おはよう」

「おはよっ! 昨日はメール返さなくてごめんね。なんか、うまく打てなくて」

「いいよ、いいよ。ほんと、ごめんね」

 私は両手を合す。眞子ちゃんは笑っている。

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