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どっちもぼっち。

第1章 みかん色に染まりたい柚と染まるきのないライム

 




「…………」




 そして彼と目を合わさぬ様とっさに顔をななめ下に背けたことで、図らずもリアル見ザルのポーズを取ってしまっていた(自称)みんなの人気者の面貌を――




「フッ」




 ――(他称)クソボッチビッチがクソ生意気に吹き出しながら、流す前のクソを一瞥するときのような眼差しで覗き込んでいやがった……。



 

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