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恋色~SS~

第8章 ☆繋がり合う

唇をなぞられ、そのまま舌が入ってくる。


しずく(やだっ、ファーストキスが。)


歯列を1つ1つ丁寧になぞられると、開いた隙間から強引に舌を入れられ口内を犯された。


しずく「‥んふっ、やっ‥せん‥‥せい…。」


手を力を込めて一七夜月の胸を押し返そうとするが、女の子の力じゃビクともしない。


一か八か私は先生の唇を噛んで抵抗した。


龍真「っぅ‥ぃて…。」


私の口が解放され、腰に回っていた手が離れた。


先生は私を見ながら唇から少し流れた自分の血をペロッと舐めた。


しずく「‥はぁ、はぁ。」


息を整えながら先生との距離が少しあいたので、脚を踏み込み扉へ向かった。


けど、読まれてたみたいで手を掴まれ、扉に背中を押し付けらた。


しずく「きゃっ!?」


龍真「逃がす訳‥ないだろ。」


片手で両腕を頭の上に固定されるとまた唇を重ねられた。


しずく「!?やぁっ‥んんっ…。」


逃げられないのと二度もキスされたショックで抵抗する気力もなくなった。


激しいキスと恐怖にに脚がガクガク震え、立ってるのがやっとだ。


先生のされるがままになった私の瞳から涙が流れた。


重ねられた唇が離れる。


龍真「この日が来るのを待ってた。泣いたって放さない。やっとお前が手に入るからな。」


しずく「いやっ…。」


その言葉を聴いた私は、暫くは此処から出られないんだと悟り、また涙を流した。


私が泣く理由も聞かずに唇を激しく塞ぐと、先生はセーラー服のリボンに手をかけた。


シュルリとリボンを取ると床へ落とし、手際よくボタンを上から外された。


しずく「‥んんっ‥ふ‥んっ。」


その間も私の唇を味わうよう、キスを続けている。


隙間から息をするのが精一杯の私。


頭の上で固定されていた両手が開放され、両腕とも力が入らずだらんと下へ降ろした。

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