ミニスカート
第11章 キセキの街に最後の恋の旅
まだいろいろお話していたい。お互いの思いは同じみたいで、抱き合ったままたぬ吉とバツ2さんはいろいろ話す。
「今日バイトさん帰ったでしょ。たぬちゃんと飲むの楽しみにしてたんだけど、父親の病気がかなりヤバいみたいなんだよね。血の繋がらない父親なんだけど・・」
「そうか・・ボクの父親も早くに亡くなった・・酒癖が悪い男だった」
こんな風にバツ2さんに家族のことを話すのは初めてだ。
「酒癖悪かったんだ。似ないね、たぬちゃん。あたしも妾の子だったんだけど、やっぱり亡くなった父親は酒癖悪くて暴力的だった。その頃から男運悪い運命なのかな」
「そんなことないよ」
たぬ吉はバツ2さんを優しく抱きしめる。
「そうね、たぬちゃんがこうしていてくれる。最後は男運悪くないか。きゃはは」
みんないろいろ抱えて生きているんだとたぬ吉は思う。
「そういえば、娘のヤツ、なんだかたぬちゃんを恋愛対象に見てるみたいなんだよね」
「娘相手に妬いてるの?」
「きゃはは、あたしは絶対にたぬちゃんを取られない自信あるもん」
「大丈夫だよ。娘ってパパのことそういう目で見る時期があるよ。で、年頃になるとパパは嫌いになって・・」
「きゃはは、たぬちゃん娘に嫌われる心配してるんだ。たぬちゃんパパは嫌われたりしないから大丈夫だよ。息子も母親のことそういう目で見る時期があるって言うじゃない。たぬちゃんにもあった?」
「う~ん、ボクにはなかったな」
たぬ吉は幼い頃から母親には恋愛っぽい感情を抱いたことは一度もなかった。そのくせお姉さまとかにはすぐに恋愛感情を抱いたりして、ませガキだったんだと思う。
「そういえば、あとふたりぐらいバイトさんいたじゃない?どうしたの?」
「それがね・・古くからいたコが新しく入ったコのカレシにちょっかい出しちゃって、ちょっとバトルで、最近来なくなっちゃったんだ」
「えっ、だってふたりとも結婚してるんじゃん」
「そうなんだよね~。お互いダンナにバレてないのがせめてもの救い。女の職場にもいろいろドロドロあるんだ・・そういえば、古くからいたコはたぬちゃんのコト狙ってたみたいだよ」
「えっ、そう・・ボクにはそんな素振りなかったけどな・・」
「たぬちゃんがあたし以外とそんなことなるワケがないと思って諦めたんじゃない。きゃはは」
「今日バイトさん帰ったでしょ。たぬちゃんと飲むの楽しみにしてたんだけど、父親の病気がかなりヤバいみたいなんだよね。血の繋がらない父親なんだけど・・」
「そうか・・ボクの父親も早くに亡くなった・・酒癖が悪い男だった」
こんな風にバツ2さんに家族のことを話すのは初めてだ。
「酒癖悪かったんだ。似ないね、たぬちゃん。あたしも妾の子だったんだけど、やっぱり亡くなった父親は酒癖悪くて暴力的だった。その頃から男運悪い運命なのかな」
「そんなことないよ」
たぬ吉はバツ2さんを優しく抱きしめる。
「そうね、たぬちゃんがこうしていてくれる。最後は男運悪くないか。きゃはは」
みんないろいろ抱えて生きているんだとたぬ吉は思う。
「そういえば、娘のヤツ、なんだかたぬちゃんを恋愛対象に見てるみたいなんだよね」
「娘相手に妬いてるの?」
「きゃはは、あたしは絶対にたぬちゃんを取られない自信あるもん」
「大丈夫だよ。娘ってパパのことそういう目で見る時期があるよ。で、年頃になるとパパは嫌いになって・・」
「きゃはは、たぬちゃん娘に嫌われる心配してるんだ。たぬちゃんパパは嫌われたりしないから大丈夫だよ。息子も母親のことそういう目で見る時期があるって言うじゃない。たぬちゃんにもあった?」
「う~ん、ボクにはなかったな」
たぬ吉は幼い頃から母親には恋愛っぽい感情を抱いたことは一度もなかった。そのくせお姉さまとかにはすぐに恋愛感情を抱いたりして、ませガキだったんだと思う。
「そういえば、あとふたりぐらいバイトさんいたじゃない?どうしたの?」
「それがね・・古くからいたコが新しく入ったコのカレシにちょっかい出しちゃって、ちょっとバトルで、最近来なくなっちゃったんだ」
「えっ、だってふたりとも結婚してるんじゃん」
「そうなんだよね~。お互いダンナにバレてないのがせめてもの救い。女の職場にもいろいろドロドロあるんだ・・そういえば、古くからいたコはたぬちゃんのコト狙ってたみたいだよ」
「えっ、そう・・ボクにはそんな素振りなかったけどな・・」
「たぬちゃんがあたし以外とそんなことなるワケがないと思って諦めたんじゃない。きゃはは」