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ミニスカート

第12章 男子、万引きの代償

そんな理由でいけないとは思いながらも万引きを続けるアキラにもついに年貢の納め時がきた。

あるスーパーでいつものように買い物をしながら化粧品だけをポケットに忍ばせた。レジでも気づかれることはなくまんまと成功したかに思ったが・・。

「ちょっとこちらへ」

出口を出ようとしたところで警備員に呼び止められた。無茶苦茶強そうなタフガイってカンジでとても逃げられそうになかった。

アキラは泣きそうな顔をして店の裏に連行された。こういう時って普通は事務室とかに連れて行かれると思ったが、警備員は事務室を通りすぎて、どんどん倉庫の奥に歩を進めていく。

「あら、アニキ。また獲物をゲットしたの。なかなか可愛い坊やじゃない💕」

包み隠さずカマであることが丸分かりな仲間の警備員が興味津々ってカンジでアキラを見る。ちなみにアキラを捕まえた警備員は水木という名前とワイルドな風貌からアニキと呼ばれて慕われているらしい。

「幸せね、坊や。いっぱい可愛がってもらいなさいね💕もう、アニキったら次々に可愛い坊やに手を出すんだから妬けちゃうわ」

カマは舐めるようにアキラを上から下まで眺めた。キモチ悪いことこのうえない。何だかこの後どうなるか分かってきた。アニキと呼ばれるこの水木という警備員は男が好きなんだ。

万引きで捕まった女子が警備員にイタズラされるってのはエロビデオにはありがちな話だけどまさか男の自分がそんな目に遭うとは・・。

水木は倉庫の一番奥の小部屋にアキラを連行した。ここは使われていなかった部屋だが、仮眠や休憩にちょうどいいと勝手に使うようになった部屋だ。水木は仮眠や休憩以外の目的にもこの部屋を使っているが・・。

「盗ったのは分かっているんだ。大人しく出しなさい」

水木に万引きのことを追及されるが、ここでブツが出なければ誤認ということになって無罪放免となるかも・・。アキラは万引きを否定するように首を振った。

「嘘をついてもダメだ。盗っただろう」

水木はアキラのズボンのポケットに手を入れてまさぐった。ズボンのポケットに化粧品を隠したことまでバレているのかとも思ったが、それより・・

「あっ、いや、そんなとこ・・ダメ」

ズボンのポケットをまさぐる水木の手が違うブツを刺激するものだからこんな時でも反応してしまう。

アキラは女のコみたいな声を出していた。



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