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ミニスカート

第14章 妄想警察

それなのにそんなに忘れてる 女のコがいるとは・・・。

それに自分が作り出した妄想の世界ではあるが、世界を創った以上その世界では女のコたちも生きていかなくてはならないのだ。

「己の悪逆非道さが分かったようだな。それにしても何でこんなにたくさんの女性を妄想する。本当に愛している女性だけを想えばいいじゃないか」

「みんな愛しています・・」

ツカサに責められて順一は小声で答えた。この気持ちに嘘はない。例えオナニーのオカズに使った女のコだとしてもちゃんと愛しているんだ。だからエロ本やエロビデオだってなかなか捨てられない。

「愛してるんなら何で忘れるの」

とジャスミンに厳しくツッコまれたら平謝りに謝るしかなかった。その点は本当に申し訳ないと思っている。

「あっ、あの~、さっきジャスミンさんが言ったように私のオナニーは今に始まったことじゃなくて小5の夏からなんです・・」

順一は恐る恐る切り出した。

「そんなことは分かってる」とツカサは冷たく言い放つ。

「時効とでも主張したいワケ?言っとくけど妄想犯罪に時効なんてないんだからね」とウメコも厳しい顔で順一を睨む。

「い、いや、そうじゃなくて・・そこまで分かってるのなら何で今頃になって警察が来たのかなと・・もうかなり長年に渡って妄想しているのに・・」

順一は恐る恐るさっきから疑問に思っていることを訊いてみた。

「へ~っ、いい質問ね」とジャスミンが言った。

「それはお前自信の問題だ。よく考えてみろ。何がいけなかったのか」とさっきからずっと厳しい顔をしていたツカサの表情が少し優しくなった。

順一は悪い頭をフル回転して考えた。ここにいる女性警官は本人たちには申し訳ないがオカズに使った。警察にまで手を出したのがいけなかったのか?いや、だとしたらデカレンジャーなんてもう10年以上も前だからもっと早く来てもおかしくはないな・・

昔は歳を取ると性欲や女好きは衰えると思っていたが歳を取るに連れ性欲も女好きもロリコンもひどくなっている。その辺がマズかったのかな・・

「・・・あっ!」

歳を取るに連れて激しくなっているオナニーを思い出して順一は大切なことに気がついた。

「そうか、気がついたようだな」

順一の様子を見てツカサは微笑みを浮かべた。

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