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ミニスカート

第14章 妄想警察

そのパンチラアクションは主役よりも人気であり、順一もその白いパンチラには何度お世話になったか分からない。

どうせ自分の妄想の世界に生れた警官ならアニーに会いたいと思っていたのでスゴく残念なことだ。

「当たり前田のクラッカーよ。これからあんたの凶悪犯罪に裁きをくだそうとするのに、喜ばせるようなことをするワケないじゃないの」

とジャスミンが汚いモノでも見るような目で冷たく言う放つ。
順一の心の中を映すシャボン玉にはアニーが映っているものもかなりあるので考えていることは丸分かりだ。

残念だと思いつつアニーの白いパンチラを思い出すだけでもめちゃ興奮してしまう。

「・・キサマ、この場でそんなになるとは本物のケダモノだな。いっそぶち壊してやろうか・・」

ツカサは興奮でズボンがはち切れそうに膨らんでいる順一の股間に銃を向けた。

「わ~っ、ごめんなさい、ごめんなさい」

順一が泣きながら土下座したのと、ジャスミンとウメコがまあまあと抑えたおかげでツカサは何とか銃を納めた。

「さあ、審判の時間だ。石川順一、数々の凶悪卑劣な性犯罪の罪でジャッジメント」

順一のように妄想世界で凶悪犯罪を犯した者には妄想最高裁判所から判決がくだされる。

デリート、デリートとウメコとジャスミンはデリートの裁きが下ることを期待して楽しげに歌を歌う。楽しげに歌っているが、デリートとは即ち死刑ということなのだ。

妄想最高裁判所での審議が始まったのを告げる音楽が流れてきた。どこかで聞いた音楽だと思ったら映画館に行くと必ず流れるあの音楽だった。

そして両目がカメラになったような怪人が現れて女のコの姿を目のカメラに焼きつけている。
順一はまるで自分が怪人になったみたいだと自らの行いを恥じた。

けたたましいサイレンの音がしてパトランプ男がやってきて必死に逃げようとするカメラ怪人を取り押さえた🚨

女のコを盗撮して心のアルバムに焼きつけたり、女のコを妄想の世界に連れ込んだりする行為は犯罪です。必ず重い罰が下されます・・NO MORE妄想犯罪というナレーションが流れてきた。

そしてナレーションが終わると今度は拍子木を打ちならす音が響いてきた。

「妄想奉行、遠山左衛門丞様、御出座~」
の声がして何と半ケツを晒したお奉行様が出座してきた。汚い半ケツだ。

「おっと、この半ケツじゃなかったな」

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