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ミニスカート

第15章 走れぺニス

その頃センズリウスは一大事を迎えていた。

デカマラス王はセンズリウスを呼んだ。

「どうじゃ、あの写真は。励んでおるか?うひひひ」

デカマラス王は上機嫌でセンズリウスの夜の性活のことを訊いた。

「最高ね御写真でございます。あの神々しい御姿には身も心も全て洗われましてございます。まるで初めて覚えた時のような最高に心地好い発射もさせていただきました」

センズリウスは恍惚とした笑顔で答えた。本当はその最高に心地好い発射はペニスとのトモダチンコで発射したのであるが・・

「そうか。では今宵は伽の相手をせよ。あの本を持って参れ。共に女神様を拝んで最高に心地好い発射をしようではないか」

まさか、期日前に本を持ってくることを命じられるとは・・。センズリウスは大汗をかいて、顔はひきつり、ガタガタと震えが止まらなかった。

「いかがした、センズリウス?まさか余の伽の相手がイヤなのか?」

「め、めっそうもございません。実は・・」

こうなった以上隠しておくことはできないとセンズリウスは覚悟を決めて弟が死の淵にいる親友のために本を貸したことを白状した。

「なんじゃと~、このたわけが」

デカマラス王は一瞬で顔色が変わり烈火の如く怒った。そんなヤツの弟が生きようが死のうが知ったことか、命よりも大切な本を貸すとは何事かとスゴい剣幕で怒鳴り散らした。

センズリウスを成敗してくれようと獄門台に縛りつける。

獄門台が起き上がった瞬間、あろうことかセンズリウスの股間には盛大なテントが張られた。
縛りつけられた縄が痛いけど何かキモチイイのと、獄門台が起き上がった勢いの立ち勃起で持ち主のセンズリウスの意思とは関係なく勝手にギンギンになってしまったのだ。

「ほう、この状況でいい度胸だ」

デカマラス王はニヤリと笑ってセンズリウスの股間をまさぐってギンギンになっているモノを確かめた。

「それにいいモノだ。その度胸とモノに免じて明日の期日まで処刑は待ってやろう」

ただし、センズリウスが逃げないように獄門台には縛られたまま明日まで待つことになった。

明日までにペニスが戻って来なかったら勿論のこと、本が汚れたり破れたりしていても、御禁制の本の秘密が誰かに知られてしまっても、センズリウスとペニスの処刑は免れないということになった。

「のう、センズリウス。友は戻ってくると思うか?」

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