無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　次の日、学校帰りに竹下通りに寄った。そこには、フリルの多用された黒と白を基調にしたゴシックロリィタのワンピースや苺やくまさんやお菓子などが描かれていて、水色やピンクを基調とした甘いロリィタ服、等々、パパがくれたような服が通常より安値でたくさん売っている。ワンピースの下に履くパニエやカチューシャなどの髪留めなども揃う。

　今まで貯めていたお年玉を崩し、何着か購入した。カチューシャや靴下に靴も揃えた。

　家に帰るまでのデパートでメイクをしてもらい、家の近くの美容院で姫カットにしてもらう。

　家に帰り、さっそく購入したものを着て、履く。頭のてっぺんから足元までオシャレをすると全身鏡に写った姿は、昨日までの自分とは違う。パパが苺に教えてくれた魔法なんだと思った。