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お嬢様と二人の執事

第9章 雪の降る街

「かわいい…?」

くすくす笑う沙都子様の胸に、ただ顔を埋めている。

これじゃあ赤ん坊だ…。

「どうとでも言って下さい…」

そう言うと、沙都子様は声を出して笑い始めた。

「ごめんなさい…大人の男性にかわいいなんて言って…」

それでもまだ笑いが止らない沙都子様は、白い胸を揺らしながら身体を捩る。

「悪いお嬢様だ…」

俺は起き上がるとバスローブの紐を抜き取った。

そのまま沙都子様の目を覆った。

「え…何をするの…?」

「かわいい私が見えなければ、笑わないでしょう?」

頭の後ろでぎゅっと縛ると、そのまま沙都子様の身体を撫でるように手を滑らせていく。

「あ…いや…だめ…」

ビクビクと先程よりも良い反応が返ってくる。

「沙都子…もしかして見えないほうが、敏感に感じる?」

「やっ…そんなことないっ…」

沙都子様の足の付け根に手を這わす。

「あっ…」

そっと叢に指を差し込むと、そこは愛液で濡れそぼっていた。

「身体は…正直なんだね…沙都子」

「いや…一也のいじわるっ…」

それでもそこは次々と愛液を滴らせる。

ぐいっと花弁を擦ると、沙都子様の身体は跳ね上がった。

「あっあぁ…」

「ちょうだい…沙都子…全部ちょうだい…」

「一也…」

「俺にあなたを全部ちょうだいよ…」

沙都子様の細い指が、俺の頬を撫でていった。



俺は…




この方に酔いしれていっていいのだろうか…




永遠に醒めない、楽園の夢…






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