
お嬢様と二人の執事
第10章 旅立ち
襦袢の襟元から高宮の手が入り込み沙都子が求めていた刺激を与える。
「あぁ、こんなに…。わかりますか?すっかり立ち上がって…。こりこりしてますよ。」
言葉にして沙都子を嬲る高宮。
そんな高宮に首を振って否定する沙都子。
「違うって言いたいの?じゃぁ触ってみればいい。」
高宮が沙都子の綺麗な手を取る。
そのまま有無を言わさず、自らの胸元に手を差し入れさせる。
「ほら?どうなってる?」
沙都子の指を使ってそのまま立ち上がっている胸の頂点を転がす。
「あっ、あっ…やめ…」
「やめてじゃないよ?ほら先輩の質問に答えなくちゃ?どうなってるの、沙都子のここは?」
答えを促すようにもう片方の手で襦袢の上から立ち上がった乳首を抓る高宮。
その瞬間、刺激で沙都子の躰が跳ねる。
「あっ、沙都子のっ胸っ…立ってますっ…あっ、やぁっ…」
「そうだよね?すっかり立ち上がって『もっと』言ってるんだよね?ここは」
追い打ちをかけるような高宮の言葉に素直に頷く沙都子。
先ほどから脚を擦り合わせ、快感に耐えている。
「じゃぁ自分の指でもっと弄ってて」
高宮は指示を出すと襦袢の首元をぐっと引き、沙都子の弄っていない方の胸を外に出す。
赤地に櫻の刺繍を丁寧に施した半襟に白くたわわな胸を載せる。
その光景は淫らで美しかった。
ふと目を上げると窓に沙都子のしどけない姿が映っている。
高宮は耳許に唇を寄せ囁いた。
