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お嬢様と二人の執事

第15章 夜明け前

神山の唇が沙都子の身体を這う。

「悟…好き…」

囁く度に、沙都子の身体は熱くなっていく。

「好きだよ…沙都子…離さない」

神山の男らしい手が沙都子の乳房を包み込むと、沙都子の唇から吐息が漏れる。

「…ん…もっと、して…?悟…」

可愛くねだる沙都子の胸に吸い付くと、強く吸い上げて噛んだ。

「あっ…もう、一也に怒られる…」

「じゃあ今度一也に付けてもらえばいい。なんなら今から呼ぼうか?」

「あ…意地悪言わないで…」

神山は立ち上がると、寝室に据え付けてある電話の子機を手に戻ってきた。

ダイヤルを回すと、沙都子に手渡す。

「ほら、一也に掛けたよ。今から呼ぶんだ」

「悟…」

沙都子はしぶしぶ子機を耳に当てた。

すぐに高宮は電話に出た。

『もしもし。高宮でございます』

「あ…一也…」

『沙都子様。いかがなさいましたか?』

「今、その…館に居るんだけど…あっ…!」

神山の指が、沙都子の叢に強引に割って入った。

沙都子の花芯をすぐに捉え、蜜を絡めてこすり始めたのだ。

「いやっ…悟だめっ…」

『もしもし?沙都子様?』

「あ…いえ…あの、一也は今どこに…?」

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