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お嬢様と二人の執事

第2章 執事と沙都子


部屋に差し込む月の光に照らし出された神山さんの体はとても綺麗だった。

鍛え上げられた肉体は細いのに逞しくて…顔が赤らむのが自分でもわかった。

この腕に抱かれるんだと思ったらすごくドキドキした。

ベッドの上で神山さんを見つめる私の肩をそっと押す腕。

そのまま、ベッドに押し倒される。

神山さんと視線が交わる。

それを合図にするように彼の唇が体中に落ちてきた。

首筋を這う舌がそのまま乳房に移る。

両方の手に包まれた乳房の頂点に舌が触れる。

「沙都子様のここは…とても綺麗な色で形は慎ましやかで…貴女そのものだ」

ゆるやかにもみしだく手はそのままに尖らせた舌は何度も何度も胸の頂点を行き来する。

その度に吐息に混じって声が洩れる。

「あっ…んんっ…」

洩れる声が恥ずかしくて唇を噛みしめる。

それに気づいた神山さんが唇に男らしい指を滑らせる。

「沙都子様…そんなことをなさったら綺麗な唇に傷が着いてしまう。」

何度も唇を撫でていた指が徐々に口腔に侵入してくる。

神山さんの指を噛みしめるわけにはいかなくて自然に力が抜ける。

「沙都子様…そのまま指をしゃぶってらしてください。」

神山さんの指を咥えたままの私はそのまま更に与えられる愛撫に翻弄されていく…。



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