
お嬢様と二人の執事
第3章 もう一人の執事
バスルームに消えた沙都子の姿を見ながら高宮はひとりごちる。
「くくくっ、本当に可愛らしいお方だよ、沙都子様は。
あんなに早く神山に喰われるとは思わなかったけど…。
『性技のレクチャー』ねぇ…。
全く都合のいいことこの上ない。もちろん利用させてもらいますよ?私も存分にね…。」
沙都子がバスルームから出てくる頃を見計らってお茶の準備をする高宮。
しばらくして出てきた沙都子に声をかける。
「沙都子様、体が冷えてしまわれたのではないですか?おやすみになる前にこちらをどうぞ。」
立ち尽くす沙都子にソファーに座るように声をかける。
「寝室が宜しければそちらにお持ちしましょうか?」
その言葉に沙都子は躊躇いを見せる。
ベッド自体は神山が沙都子の身を浄めた後に全ての痕跡を消し去った。
それでも、先程まで神山に抱かれていた場所に他の男性を入れるのは躊躇われた。
沙都子は首を振ってその提案を一蹴すると、ソファーに座る。
その身のこなしの優雅さに高宮は感嘆した。
「ジンジャーとシナモンのブレンドになります。ハチミツを加えてお召し上がりください。体が温まって良く眠れると思いますよ。」
端正な顔立ちなのに笑うとなぜかものすごく人懐っこい印象の高宮が笑顔で沙都子に勧める。
その笑みに気持ちが軽くなった沙都子はカップに手を伸ばした。
「くくくっ、本当に可愛らしいお方だよ、沙都子様は。
あんなに早く神山に喰われるとは思わなかったけど…。
『性技のレクチャー』ねぇ…。
全く都合のいいことこの上ない。もちろん利用させてもらいますよ?私も存分にね…。」
沙都子がバスルームから出てくる頃を見計らってお茶の準備をする高宮。
しばらくして出てきた沙都子に声をかける。
「沙都子様、体が冷えてしまわれたのではないですか?おやすみになる前にこちらをどうぞ。」
立ち尽くす沙都子にソファーに座るように声をかける。
「寝室が宜しければそちらにお持ちしましょうか?」
その言葉に沙都子は躊躇いを見せる。
ベッド自体は神山が沙都子の身を浄めた後に全ての痕跡を消し去った。
それでも、先程まで神山に抱かれていた場所に他の男性を入れるのは躊躇われた。
沙都子は首を振ってその提案を一蹴すると、ソファーに座る。
その身のこなしの優雅さに高宮は感嘆した。
「ジンジャーとシナモンのブレンドになります。ハチミツを加えてお召し上がりください。体が温まって良く眠れると思いますよ。」
端正な顔立ちなのに笑うとなぜかものすごく人懐っこい印象の高宮が笑顔で沙都子に勧める。
その笑みに気持ちが軽くなった沙都子はカップに手を伸ばした。
