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お嬢様と二人の執事

第3章 もう一人の執事


何が起こったのかわからなかった。

高宮の指が秘所を突き上げた瞬間、躰が大きく震えて何かが溢れ出た。

やだ…私…。

失禁したのだと思った。
そんなの恥ずかしすぎて生きていけない…。

「あああ…いや…見ないで…恥ずかしい…」

懇願するように言った私に高宮はすこし嬉しそうな顔でそれが潮吹きというものだと教えてくれた。

お漏らしじゃなくてよかったとホッとしたけど…。
それが最高に感じていたゆえだと言われて余計に恥ずかしくなった。

躰に力が入らなくて高宮に抱きしめられるのに任せる。

高宮の肌と触れ合う自分の肌。

そこから色々なものが伝わってくる気がする。

高宮…貴方はなにがしたいの?
ねぇ…貴方のことを教えて…。

「高宮も私で感じて…?」

心で思ったことをそのまま伝えた。

求めてほしいなら…その対価を支払わなくてはいけない。

私が高宮に求めて欲しいと思うのならば…私も…。

高宮の顔を見上げる。

この人は…こんなに整った顔をしているのね…。

でもなぜその瞳はそんなに寂しげなの?

貴方も何かを失ったの?
何かが足りないの?
なにが貴方の瞳にそんな陰を作っているの?

知りたくて…自らの唇を高宮の薄い唇に押し付ける。

もっと高宮の唇を味わいたいと思ってしまった。

その思いのままに舌で唇を撫でる。

瞬間、高宮に押し倒された。


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