
お嬢様と二人の執事
第4章 二人
「沙都子様…」
高宮の手が、沙都子の頬に伸びる。
触れた瞬間、ビクリと沙都子の身体が震えた。
「怖がらないで…」
切ない声だった。
「あなたに触れたい…」
「高宮…」
これもレクチャーなの?
沙都子はまた混乱した。
そっと高宮の手が離れていくと、沙都子の身体の強張りが解けた。
突然腕を引き寄せられて、高宮の胸に沙都子は包まれた。
「申し訳…ございません…」
ぎゅっと力の入る腕を、沙都子は振りほどく事ができなかった。
「好きです…」
耳元で、囁かれた。
沙都子の身体が熱くなる。
「貴女が…好きです…沙都子様…」
「高宮…」
昨夜の情事が、沙都子の脳裏に鮮明に蘇った。
ぎゅっと目を閉じてやり過ごそうとしたが、高宮の身体から漂うオリエンタルな香りが沙都子の思考を奪っていく。
「高宮…これもレクチャーなの…?」
「違います」
高宮は沙都子の右手を取った。
甲に口吻すると、切なげに沙都子を見上げた。
「私の赤心でございます」
「高宮…」
高宮がそっと沙都子の頬に掌を付けると、顔を近づけてキスをする。
沙都子はその場から動けない。
昨夜の快感を、身体が覚えていた。
じんわりと下着が濡れた。
高宮の手が、沙都子の頬に伸びる。
触れた瞬間、ビクリと沙都子の身体が震えた。
「怖がらないで…」
切ない声だった。
「あなたに触れたい…」
「高宮…」
これもレクチャーなの?
沙都子はまた混乱した。
そっと高宮の手が離れていくと、沙都子の身体の強張りが解けた。
突然腕を引き寄せられて、高宮の胸に沙都子は包まれた。
「申し訳…ございません…」
ぎゅっと力の入る腕を、沙都子は振りほどく事ができなかった。
「好きです…」
耳元で、囁かれた。
沙都子の身体が熱くなる。
「貴女が…好きです…沙都子様…」
「高宮…」
昨夜の情事が、沙都子の脳裏に鮮明に蘇った。
ぎゅっと目を閉じてやり過ごそうとしたが、高宮の身体から漂うオリエンタルな香りが沙都子の思考を奪っていく。
「高宮…これもレクチャーなの…?」
「違います」
高宮は沙都子の右手を取った。
甲に口吻すると、切なげに沙都子を見上げた。
「私の赤心でございます」
「高宮…」
高宮がそっと沙都子の頬に掌を付けると、顔を近づけてキスをする。
沙都子はその場から動けない。
昨夜の快感を、身体が覚えていた。
じんわりと下着が濡れた。
