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恋空予報

第8章 生徒会

二宮side




二回目の行為。




でも、恥ずかしいのには変わりなくて。



雅紀は俺のお腹に出した白濁を
ティッシュで丁寧に拭き取ってくれた。




「ありがと…」

「ん…」

「……ばか」

「へ?」




俺が半袖シャツを着直して、
相葉に向かって呟く。




「公共の場でするとか、有り得ないから。
常識ない。頭おかしい。ほんっとばかだな」



俺が言い切ったら相葉が俺を抱き締めた。




……は?



あれだけ酷いこと言ったのに、
なんで、こんなに優しく抱き締めてくれるの?



俺が状況を呑み込めないでいると、
相葉が優しく笑って軽く触れるだけのキスをした。




「…ニノちゃん、ごめんね?
酷いこと言われても、好きなのに変わりはないから
愛してるから、捨てないから…泣かないでよ…」



は?泣いてなんて、ないし…っ




「泣いてなんて、なっいから!
ばか!ほんっっっとにあいばか!
も、絶対離れんなよ!ずっと好きでっいろ!ばかぁぁ」




俺は相葉の腕の中で泣き続けた。

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