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恋空予報

第8章 生徒会

相葉side



「あ…生徒会の仕事…」



ニノちゃんがぽそっと呟いた。



…忘れてた。



「ご、ごめん!明日までにはするから!」

「…一緒にしよ?」




ニノちゃんがプリントを
クリアファイルから出した。


…一緒にって。


言ったんだよね?



「うん!しよしよ!」



俺がニノちゃんと向かい合って座ったら
ニノちゃんが恥ずかしそうにささっと動いた。


俺が何してるのかなぁってぼーっとしてたら、
ニノちゃんは俺の隣に座った。



「…一緒にって言ったでしょ?
隣、座ってもいいよね…?」



ニノちゃんが真っ赤な顔を隠すように
クリアファイルで顔を隠す。



…クリアファイル、透けてるから
ニノちゃんの顔丸見えなんだけど…。



でも、その仕草がかわいくって、
俺は頭をなでなでした。



「…子供じゃないしっ///」

「んふ、かわいー♪」

「なっ…///」



ニノちゃんは生徒会のプリントで
俺の頭を思いっきり叩いた。



ぱしーんっ!と気持ちのいい音が
部屋中に響き渡った。

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