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恋空予報

第2章 噂

相葉side


「二宮くん、眠そうだね?
昨日寝るの遅かったの?」


俺が声をかけたら、
大丈夫だよって笑った。


…大丈夫そうじゃないでしょ?



「雅紀、遅れるぞ?」

「あ、そっか!
じゃあね!二宮くん!」



俺は二宮くんに手を振って
翔ちゃんのところに戻った。


…大丈夫かな…


なんだか、心配だよ…



「翔ちゃん、二宮くん、
どうしたのかなぁ…」

「寝てないんじゃね?
緊張しすぎたとか?笑」


そうかなぁ…
なんか、疲れてるみたいだったけど…


校門まできたとき、
俺は桜を見上げた。


「今日も綺麗だねぇ…」

「おー。てか、あと10分だよ?」
「へ!?」


俺は翔ちゃんを引っ張って
教室まで急いだ。


走ると怒られちゃうからね。

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