恋空予報
第11章 離反
相葉side
ニノちゃんに会いたいなあって
思ってもなかなか会えなくて。
どこにいるのかもわからないし、
家だって大体留守にしてる。
「翔ちゃんと松本先輩は
ラブラブでいいなぁ…」
俺が幸せそうな翔ちゃんの後ろ姿を見て
ため息をついていると、おーちゃん先生に
捕まった。
「この資料、下校までに倉庫に
しまっといてくれる?忘れててさぁ。
んじゃ、そういうことだから。頼んだよ」
「はぁ……」
こんなことになるなら、
さっさと帰ればよかった。
部活だって当分来なくていいって
言われちゃったし……
俺がそんなことを考えてたら
足を踏み外して資料と一緒に落ちてしまった。
「いたたた……あー、最悪…」
散乱する資料の山。
これをまた戻せって?
……もうやだよ。
なんで俺がこんなことに
ならなきゃいけないの?
「ふっ、ひっく……ぐす…」
がちゃんっと扉が閉まる音がした。
…まさか。
扉の前までふらふらとした足取りで
辿り着くと、やっぱり、開かなかった。
閉められちゃった…
だから下校までにやっといてって
おーちゃん先生が言ったんだ。
きっと、今まで幸せすぎて
バチが当たったんだ。
ニノちゃんに会いたいなあって
思ってもなかなか会えなくて。
どこにいるのかもわからないし、
家だって大体留守にしてる。
「翔ちゃんと松本先輩は
ラブラブでいいなぁ…」
俺が幸せそうな翔ちゃんの後ろ姿を見て
ため息をついていると、おーちゃん先生に
捕まった。
「この資料、下校までに倉庫に
しまっといてくれる?忘れててさぁ。
んじゃ、そういうことだから。頼んだよ」
「はぁ……」
こんなことになるなら、
さっさと帰ればよかった。
部活だって当分来なくていいって
言われちゃったし……
俺がそんなことを考えてたら
足を踏み外して資料と一緒に落ちてしまった。
「いたたた……あー、最悪…」
散乱する資料の山。
これをまた戻せって?
……もうやだよ。
なんで俺がこんなことに
ならなきゃいけないの?
「ふっ、ひっく……ぐす…」
がちゃんっと扉が閉まる音がした。
…まさか。
扉の前までふらふらとした足取りで
辿り着くと、やっぱり、開かなかった。
閉められちゃった…
だから下校までにやっといてって
おーちゃん先生が言ったんだ。
きっと、今まで幸せすぎて
バチが当たったんだ。