
恋空予報
第13章 新生活
二宮side
…またやっちゃった。
好きなのに、大好きなのに、
いつも遠回りばっかりして、
雅紀を傷付けることしかできなくて。
俺のためにいろいろ考えてくれるのに
俺はなんも考えてなくて。
「…ごめんなさい」
俺はぽそっと呟いて
俯いてしまった。
雅紀が俺の方に手を伸ばしてきて、
叩かれるって思って目をぎゅっと瞑った。
けど、全然痛くなかった。
頬が温かくなった。
「ニノちゃん、おでこ、怪我してる」
「へ?」
雅紀は俺のおでこに
ちゅっとキスした。
と思ったら
ペロペロ舐め始めた。
「きっ汚いから!
そ、そんなとこ舐めないで!」
雅紀はにかっと笑って
俺を抱き締めた。
「嫌いになんてなんないよ。
…消毒しただけ。安心して」
…あぁ、やっぱりこいつはすげぇ。
俺には持ってないものを持っている。
個性とかそういうんじゃなくて、
なんていうのかな。
人のよさ、っていうのかな。
…またやっちゃった。
好きなのに、大好きなのに、
いつも遠回りばっかりして、
雅紀を傷付けることしかできなくて。
俺のためにいろいろ考えてくれるのに
俺はなんも考えてなくて。
「…ごめんなさい」
俺はぽそっと呟いて
俯いてしまった。
雅紀が俺の方に手を伸ばしてきて、
叩かれるって思って目をぎゅっと瞑った。
けど、全然痛くなかった。
頬が温かくなった。
「ニノちゃん、おでこ、怪我してる」
「へ?」
雅紀は俺のおでこに
ちゅっとキスした。
と思ったら
ペロペロ舐め始めた。
「きっ汚いから!
そ、そんなとこ舐めないで!」
雅紀はにかっと笑って
俺を抱き締めた。
「嫌いになんてなんないよ。
…消毒しただけ。安心して」
…あぁ、やっぱりこいつはすげぇ。
俺には持ってないものを持っている。
個性とかそういうんじゃなくて、
なんていうのかな。
人のよさ、っていうのかな。
