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二宮side




俺は最低だ。

雅紀に無理をさせた。


泣かせる、なんて…。



「ごめん、ごめんな…」

「違っ…ニノちゃんのせいじゃない」



雅紀は綺麗な涙を
ぼろぼろ溢す。



…無理させたんだ。

早く雅紀が欲しくて、
焦って一人で突っ走って。


こんなんじゃ、
また逆戻りだよ。



「…ごめん…」

「謝んないでよ…」



なんか微妙な空気が流れる。


雅紀の方をちらっと見たら
まだ泣き止んでなくて。



「…雅紀、ねぇ」

「…ん？」



俺はもう萎えてる雅紀のソレを
ぱくっと咥えた。

「あっ」って低い声が出て、
体が揺れる。


もっと感じて。

俺で感じて。



「…ニノちゃ、出ちゃうっ…」



出してよ。

俺のそんな思いが伝わったのか
雅紀がぶるっと震えて、
俺の口の中に白濁が注がれた。


「…まず」

「え！？飲んだのぉ！？！？」



俺がこくっと頷いたら
雅紀に頬をむにむにされた。



「なーんーだーよー」

「…抱いて」



はい？


雅紀は俺を真っ直ぐ見つめて
頬をむにむにしたまま言った。



「抱いて欲しいな…」

「…ほんと？」



雅紀がこくっと頷いた。



じゃあ、いいのかな…？