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恋空予報

第15章 すれ違い

相葉side



「まさきぃ~、もっと飲めよぉ~
ふははは」



…翔ちゃんが酔った。



「ほーらほら、」



俺にビールが入ったジョッキを
押し付けてくる翔ちゃん。


…いや、悪いけどさ
マジで勘弁して欲しい。



ニノちゃんどうせ、
ぶーぶーしてるし。

あんまり遅くに帰ると
ニノちゃんに怒られるし、
明日の仕事にも響くし。



「まぁさぁきぃ~」

「も、いいから。
翔ちゃん飲みなよ」



ほんとは全然飲んでないけど
あんまり酔うと寝ちゃうから。

だめだめ。


翔ちゃんにビールを押し付けて
俺はおつまみを食べていた。



「はぁ…」

「相葉~!もっと飲めぇ~」

「ひっ…」



酔って上機嫌の部長に
ビールを押し付けられて
飲むしかなくなった。


…あー、もう仕方ないよ。


俺は覚悟を決めてジョッキを
思いっきり傾けた。




「…うぇ」



隣の佐々木さんがため息をつく。



「まったく、飲み過ぎですよ」

「だってぇ…おぇ…」



飲み過ぎて眠いし
フラフラする。



佐々木さんは俺を介抱してくれる。


…うーん、明日は二日酔いかも。



「ほら、家着きますよ」

「ん~…」



佐々木さんに言われて、
ニノちゃんのことをやっと思い出した。


…あ、怒られちゃうかも。

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